祝福が取り消されることはない
- 日時
- 2016年07月17日 朝の礼拝
- 聖書
- 民数記23章13節~24章9節
詩編94編13節苦難の襲うときにも静かに待ちます。
バラクはバラムに言った。「わたしと一緒に別の場所に行って、そこから彼らを見てください。見えるのは彼らの一部にすぎず、全体を見渡すことはできないでしょうが、そこからわたしのために彼らに呪いをかけてください。」バラクはバラムをピスガの頂の見晴らしのきく所に連れて行き、そこに七つの祭壇を築き、どの祭壇にも雄牛と雄羊をささげた。バラムはバラクに言った。「あなたはここで、この焼き尽くす献げ物のそばにいてください。わたしはあちらで、主にお会いします。」
主はバラムに会い、彼の口に言葉を授け、「バラクのもとに帰ってこう告げなさい」と命じられた。バラムが戻ると、バラクはモアブの長たちと共に焼き尽くす献げ物のそばに立っていた。バラクが、「主は何と告げられましたか」と尋ねると、バラムはこの託宣を述べた。
立て、バラクよ、聞け。
ツィポルの子よ、わたしに耳を傾けよ。
神は人ではないから、偽ることはない。
人の子ではないから、悔いることはない。
言われたことを、なされないことがあろうか。
告げられたことを、成就されないことがあろうか。
見よ、祝福の命令をわたしは受けた。
神の祝福されたものを
わたしが取り消すことはできない。
だれもヤコブのうちに災いを認めず
イスラエルのうちに悩みを見る者はない。
彼らの神、主が共にいまし
彼らのうちに王をたたえる声が響く。
エジプトから彼らを導き出された神は
彼らにとって野牛の角のようだ。
ヤコブのうちにまじないはなく
イスラエルのうちに占いはない。
神はその働きを時に応じてヤコブに告げ
イスラエルに示される。
見よ、この民は雌獅子のように身を起こし
雄獅子のように立ち上がる。
獲物を食らい、殺したものの血を飲むまで
身を横たえることはない。
バラクはバラムに言った。
「彼らに呪いをかけることができないなら、祝福もしないでください。」バラムはバラクに答えた。「わたしは、主が告げられることだけをする、と言ったではありませんか。」
バラクはバラムに言った。「それでは、あなたを別の場所に連れて行きましょう。たぶん、それは神が正しいとされ、そこからなら、わたしのために彼らに呪いをかけることができるかもしれません。」バラクはバラムを連れて、荒れ果てた地を見下ろすペオルの頂に行った。バラムはバラクに言った。「わたしのために、ここに七つの祭壇を築き、七頭の雄牛と七匹の雄羊を用意しなさい。」バラクはバラムが言ったとおりにし、雄牛と雄羊をどの祭壇にもささげた。
バラムは、イスラエルを祝福することが主の良いとされることであると悟り、いつものようにまじないを行いに行くことをせず、顔を荒れ野に向けた。バラムは目を凝らして、イスラエルが部族ごとに宿営しているのを見渡した。神の霊がそのとき、彼に臨んだ。彼はこの託宣を述べた。
ベオルの子バラムの言葉。
目の澄んだ者の言葉。
神の仰せを聞き
全能者のお与えになる幻を見る者
倒れ伏し、目を開かれている者の言葉。
いかに良いことか
ヤコブよ、あなたの天幕は
イスラエルよ、あなたの住む所は。
それは広がる谷
大河の岸の園のようだ。
それは主が植えられたアロエの木のよう
水のほとりの杉のようだ。
水は彼らの革袋から溢れ
種は豊かな水を得て育つ。
彼らの王はアガグよりも栄え
その王国は高く上げられる。
エジプトから彼らを導き出された神は
彼らにとって野牛の角のようだ。
彼らは、敵対する国を食らい尽くし
骨を砕き、矢で刺し通す。
雄獅子のように伏し
雌獅子のように横たわる彼らを
起き上がらせることができる者があろうか。
あなたを祝福する者は祝福され
あなたを呪う者は呪われる。 民数記23章13節~24章9節