正しい人が死ぬように死にたい
- 日時
- 2016年07月10日 朝の礼拝
- 聖書
- ペトロの手紙二2章15,16節
- 民数記22章36節~23章12節
詩編94編13節苦難の襲うときにも静かに待ちます。
彼らは、正しい道から離れてさまよい歩き、ボソルの子バラムが歩んだ道をたどったのです。バラムは不義のもうけを好み、それで、その過ちに対するとがめを受けました。ものを言えないろばが人間の声で話して、この預言者の常軌を逸した行いをやめさせたのです。 ペトロの手紙二2章15,16節
バラクはバラムが来たと聞くと、モアブのアルまで行って迎えた。この町は国境沿いのアルノン河畔にあった。バラクはバラムに言った。「あなたを招くために、何度も使いを送らなければなりませんでした。どうして来られなかったのですか。あなたを優遇することがわたしにできないでしょうか。」バラムはバラクに答えた。「御覧のとおり、あなたのところにやって来ました。しかしわたしに、何かを自由に告げる力があるでしょうか。わたしは、神がわたしの口に授けられる言葉だけを告げねばなりません。」バラムはバラクに同行し、キルヤト・フツォトに着いた。バラクは牛と羊の群れを屠って、バラムに贈り、また彼と共に帰って来た長たちに贈った。
朝になると、バラクはバラムを伴ってバモト・バアルに上った。そこからイスラエルの民の一端が見えた。バラムはバラクに言った。「わたしのために、ここに七つの祭壇を築き、七頭の雄牛と雄羊を用意しなさい。」バラクは、バラムが言ったとおりにした。そしてバラクとバラムは、どの祭壇にも雄牛と雄羊をささげた。バラムはバラクに、「あなたはこの焼き尽くす献げ物のそばにいてください。わたしは行って来ます。主はたぶん、わたしに会ってくださるでしょう。主がわたしに示されることは、何でもあなたに伝えましょう」と言うと、丘の頂に向かった。
神がバラムに会われたので、彼は神に言った。「わたしは七つの祭壇を築き、雄牛と雄羊をどの祭壇にもささげました。」主は、バラムの口に言葉を授け、「バラクのもとに帰ってこう告げなさい」と命じられた。バラムが戻ると、バラクは、モアブの長たちと共に、焼き尽くす献げ物のそばに立っていた。バラムはこの託宣を述べた。
バラクはアラムから
モアブの王は東の山々からわたしを連れて来た。
「来て、わたしのためにヤコブを呪え。
来て、イスラエルをののしれ。」
神が呪いをかけぬものに
どうしてわたしが呪いをかけられよう。
主がののしらぬものを
どうしてわたしがののしれよう。
わたしは岩山の頂から彼らを見
丘の上から彼らを見渡す。
見よ、これは独り離れて住む民
自分を諸国の民のうちに数えない。
誰がヤコブの砂粒を数えられようか。
誰がイスラエルの無数の民を数えられようか。
わたしは正しい人が死ぬように死に
わたしの終わりは彼らと同じようでありたい。
バラクはバラムに、「あなたは、何ということをしたのですか。わたしは敵に呪いをかけるために、あなたを連れて来たのに、あなたは彼らを祝福してしまった」と言うと、バラムは答えた。「主がわたしの口に授けること、わたしはそれだけを忠実に告げるのです。」 民数記22章36節~23章12節